2006-04-30から1日間の記事一覧
すでに故人となったが、大分県中津市の作家・松下竜一さんに『汝を子に迎えん』(河出書房新社)という本がある。松下さんは、ノンフィクションの作品をたくさん残している人で、これは、ある殺人犯を養子として迎えた牧師夫妻を追いかけたノンフィクション…
内田樹さんの『他者と死者』(海鳥社)の「4沓を落とす人」には、「兵法の奥義」が語られている。これは、抽象的に述べれば 「欲望するものは欲望されたものに絶対的に遅れる」 と語られる。この「絶対的に遅れる」状態に相手を落とすとき、常に勝つという…