2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ライブドアの犯罪性

マル激トークオン・デマンドで上村達男氏(早稲田大学法学部教授)を迎えて、「第252回ライブドア事件が問う「日本は本当にアメリカ型の市場システムでいいのか?!」」というライブドアに関する問題を扱っていた。これで、ようやくライブドア問題の一端が分…

システムのメガネ

僕は、世界のあらゆる存在を、まずは数学のメガネで眺めてみようという意識で、ブログの名前を「数学屋のメガネ」としている。ただ、数学は形式論理であるから、数学のメガネで見ると見間違えるものもある。そういうものは他のメガネをかけてみなければなら…

辞書的理解と本質的理解

ある現象を理解する(解釈する)時、それが本質的理解であるかどうかを確かめる方法を考えたい。それが単に言葉の言い換えのような、辞書での意味の説明に過ぎないような理解の仕方なのか、それとも対象の構造を把握した、その対象が成立するための本質的な…

議員年金改正の嘘

「議員年金廃止法案 実態変わらず“優遇” 退職金制度導入の動きも」というニュースを読んだ。これによれば、「財産権の問題も絡み、「廃止」とは呼べない内容となった」そうだ。 民主主義社会の多数決原理によれば、少数者の利益は否定され、多数者の決定が少…

証券取引法

ライブドアは、証券取引法違反の疑いで取り調べを受けているという報道はたくさん目にするのだが、いったい何が悪くて調べられているのかと言うことを分かりやすく報道したニュースにお目にかからない。具体的には、どのような行為が違法行為になったと判断…

ホリエモンの逆襲はあるか

マスコミの報道は、まだ容疑者に過ぎない堀江氏が、すでに犯罪者であるかのような書き方で埋まっているが、これもマスコミの非ジャーナリズム性のあらわれなのだろうか。このような警察側からの情報の垂れ流しに対処するために、違法性と犯罪性の区別がある…

情報による支配

以前に、強圧的な女教師が小学生を支配するという設定のテレビドラマをちらっと見た。かなり評判のドラマだったらしいが、僕は一シーンを見ただけだった。だから、それが何を描きたかったのかは知らないが、印象に残ったのは、情報によって人間を支配するこ…

ライブドア問題はそれほどの大問題なのか

ライブドアの堀江社長が逮捕されたことはちまたでは大問題になっているらしい。テレビでは特番などもやられていたようだ。テレビに攻撃を仕掛けた人間として、テレビ業界の恨みを買っているのかも知れないが、ジャーナリズムとしてはおかしいのではないかと…

『社会学の基礎』(今田高俊・友枝敏雄・編、有斐閣Sシリーズ)

この本は、社会学の教科書として書かれたものだが、第2部の「社会学の基礎概念」の「行為と役割」の項目を宮台真司氏が書いている。そこに惹かれて購入したのだが、これは全体としてもたいへん優れた本だと感じる。 それは、非常に志の高い意識で書かれてい…

メロドラマの面白さ

マーヴィン・ルロイ監督の古い映画「哀愁」というのを見た。ヴィヴィアン・リー主演の悲恋のメロドラマだ。互いに愛し合いながらも、運命にもてあそばれるその悲恋に、観客はきっと涙するのだろうと思う。 僕は、同じマーヴィン・ルロイ監督の「心の旅路」と…

犯人探し

耐震強度偽装問題は、誰が一番悪いかという、犯人探しがマスコミの報道の主流になっているように感じる。誰か悪いやつを捜して、みんなでそいつを叩いて溜飲を下げるというのがマスコミの報道のようだ。しかし、この事件には、叩くにふさわしい犯人が見つか…

ニュースの受け取り方

今週配信された新しいマル激トーク・オン・デマンドでは、最近ちまたをにぎわしているライブドアのニュースなどについて、それがなぜ今報道されているかと言うことについて、耐震強度偽装問題を覆い隠すためではないかと、声高に言い立てられていると言うこ…

他のブログには書かないこと

ここには、とりあえず他のブログには書かないことを記していこうと思う。短い覚え書きや感想のようなものを書いていこう。長い文章は、リンク集の所にあるブログに収めることにして、日々の出来事やニュースなどで、ちょっと感じたこと(あまり論じると言う…